誤診 よくある話

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最初に行った呼吸器内科の個人病院の診断は重度の『気管支炎』

2022年10月 夫の痰が絡んだような咳が気になり始めた。
夜中に何度も咳で起きては、痰を吐き出している。
嫌な予感がした。

なかなか動かない夫が行ってくれるように
職場のそばの病院を探して懇願した。

それでも仕事が忙しいと一日延ばしにしていたある日 洗面所で咳をして吐き出した痰に血が混じっていた。

先延ばししてる場合じゃない

病院からの夫からの連絡を胸が締め付けられるような思いで待った。

診断結果は、『気管支炎だって。ちょっとひどくなってるから2週間薬だされた』
良かった…その場にしゃがみこんだ。
気管支炎で血痰が出るなんてあるのかな…との疑問は頭をよぎったけれど、
最初から『癌』の予感に震えていた私は、その結果を受け入れてしまった。
怖さから逃れられる瞬間を受け入れてしまった。

大量の薬を見て、その病院への不信感が少し頭をよぎったが
薬を飲み始めた途端、あれほど続いていた咳も痰も嘘のように治まった。

今も不思議だけれど、本当に日々、咳も声がれも引いていく様子に安心したのを
覚えている。

2週間後、夫の言葉に耳をうたがった。
『やっぱり気管支炎じゃないと思う。喉の違和感がひどくなってるし飲み込みづらい』

『なんでもっと早く言わないの?!』
2週間も放置してしまった。

気管支炎と診断した医師は信用できず
時を置かずして、自宅近くの個人病院を受診した。
紹介状がないと総合病院では診てもらえないから。

そこでの診断は

『結核』疑い

え!?
とにかく紹介状を貰えたので、最短で予約を入れて
国立の総合病院の呼吸器外科を受診。

隔離室で検査。結果はもちろん陰性。
レントゲンを診た医師に耳鼻咽喉科受診を勧められ、その日のうちに受診。

血液、内視鏡、エコー検査をした医師はすぐその場で

中咽頭または下咽頭癌、甲状腺癌、食道がん、リンパ節転移の可能性があるので
生検をしましょう と、あっさりがん告知みたいなもの?をされ
癌告知ってサラッとするのだなぁ…などと、必要のない感想を持った記憶がある。

結果、生検に失敗し、確定診断は出せないけれど、
癌の可能性は高いので、大学病院もしくは癌センターに紹介状を書きますと言われ

すぐに決められなかった為、宛名なしの紹介状を貰った。

その日から病院を探しがはじまった。

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