はじまり
はじめて夫が身体の異変を口にしたのは2022年9月。
「喉に違和感がある」
「やだ~、すぐ病院行った方がいいよ」
元々、お酒を欠かすことが出来ず、今振り返ると当時夫は香辛料を多量に使うようになっていた。
納豆好きの夫、帰宅後2パックの納豆に付属のからしは使わず、
チューブの『からし』や『食べるラー油』を大量に入れていた。
その度に、「身体にわるいよ」と声をかけていたが右から左に抜ける無意味なアドバイスに。
「ほら!きっと強い香辛料の摂り過ぎで、喉が荒れたんだよ。お酒も控えめにね」
一度気に入ると飽きるまで使い続ける夫の元々の性質上、私のアドバイスなどに聞く耳を持たないことは分かっていた。
あの時、強引にでも病院に引っ張っていけばまた違う「今」があるのかもとの思いはぬぐい切れないが後悔に意味はない。
「今」を「未来」をどう生きていくのかを考えたい。
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